夏休み中の小学生(4年生以上)と保護者の参加型ワークショップ「メガネ型アイトラッカーをかけ音読で読書しているときの視線の動きを測定してみよう」(第1回
東京大学大学院新領域創成科学研究科人間環境学専攻知的システムデザイン分野では、集英社寄付金研究プロジェクト「学童の健やか成長支援プロジェクト」として、柏市花野井小こどもルームにおいて保護者から実験参加承諾書が提出された児童にメガネ型アイトラッカーをかけてもらい読書中の視線運動の計測実験を3年間おこなってきました(参考URL:https://is.edu.k.u-tokyo.ac.jp/連携研究プロジェクト/眼球運動計測から児童の読書方法と理解度を探る)。これまでの読書理解の研究は、児童自身による口頭報告や読書後の理解度テストなどの間接的な方法に基づく主観的な評価であったところ、本研究の視線追跡(eye tracking)では児童の読書時の眼球の生理的運動に基づくため、より客観的で科学的な測定評価が得られます。
今回は同実験をワークショップとして開催します。皆様のお子様が読書中にどのような視線(眼球)運動をしていたかを計測したデータから見ることで、読書について新しい発見があるかもしれません。実験に使う読書課題はおもに集英社の学習マンガ「日本の歴史」、あるいはマンガコミック(ともに紙媒体テキストおよびデジタル・テキスト)です。