本研究室が共催している高度教養次世代セミナー(第7回)「中国的二項対立の思考 —ウチかソトか、虚か実か—」 が開かれます。
開催日時:2025年5月24日(土)14:00~16:00
開催場所:東京大学柏の葉キャンパス駅前サテライト
講師: 木村 英樹(東京大学名誉教授)
会場定員 :80名
申込方法:参加費無料(事前申込 以下のURLより手続きください。)
https://forms.gle/3emuiUKuf3XxsnQC8
お問い合わせ先
xiaodao[at]l.u-tokyo.ac.jp(次世代人文学開発センター教授 小島毅)
※[at]は@に入れ替えてお送り下さい
主催 東京大学大学院人文社会系研究科次世代人文学開発センター
共催 東京大学大学院新領域創成科学研究科人間環境学専攻知的システムデザイン分野
協賛 株式会社集英社
詳細:https://www.l.u-tokyo.ac.jp/jisedai-seminar20250524.html
講演概要
「外(ソト)」の「国」と書いて「外国」。「中(ナカ)」と「国」と書いて「中国」。「中」とは〈ウチ〉を意味し、また〈中心〉をも意味します。中国語の話し手にとって「中国」とは〈ウチ〉なる国であり、世界の〈中心〉でもあります。世界は、中国が中心にあり、諸外国はその外周に位置するという捉え方です。日本語では「私のこの目、あなたのその目、彼のあの目」と三通りに指し分けますが、中国語では私とあなたの目はともに〈ウチ〉の領域にあり、彼・彼女の目は〈ソト〉の領域にあるものと捉え、前者を“这双眼睛”(この目)、後者を“那双眼睛”(あの目)と二通りに指し分けます。中国語話者による〈ウチ〉対〈ソト〉の二分法は、大は国家観から小は身の回りの事物の捉え方に至るまでさまざまなレベルで観察されます。ことほどさように中国語の話し手は物事を二項対立で捉えることを好みます。自分を取り巻くさまざまな存在を〈虚〉と〈実〉の対立で捉えるのもその一つです。中国語では、現在と過去の出来事は「見得る出来事」すなわち〈実〉なる存在、未来の出来事は「見得ぬ出来事」すなわち〈虚〉なる存在と捉え、それぞれに異なる表現法を用います。本講演では、中国語の表現法に見て取れる二項対立の分類思考の内実を明らかにし、この種の思考法が成立する歴史的な経緯を考察します。(中国語に関する予備知識は不要)
本研究室が共催している高度教養次世代セミナー(第7回)「小学生の音読における視線運動と内容理解度を探る」 が開かれます。
開催日時: 2025年3月15日(土)14:00~16:00
開催場所: 東京大学柏の葉キャンパス駅前サテライト
講師: 小佐野重利(東大名誉教授、同新領域創成科学研究科特任研究員)
鈴木泰博(名古屋大学大学院情報学研究科准教授)
主催 東京東京大学大学院人文社会系研究科次世代人文学開発センター
共催 東京大学大学院新領域創成科学研究科人間環境学専攻知的システムデザイン分野
協賛 株式会社集英社
参加無料、以下のURLより事前申込が必要です
https://forms.gle/UTV5c6PqiMZvCmWe8
詳細はこちら
本研究室が共催している高度教養次世代セミナー(第6回)「儒教の女性観3 モノ言う女性としての李清照 」 が開かれます。
開催日時:2025年1月20日(月)14:00~16:00
開催場所:東京大学柏の葉キャンパス駅前サテライト
会場定員 :20名
申込方法:参加費無料(事前申込 以下のURLより手続きください。)
講師: 松尾肇子氏(立命館大学研究員)
対談ゲスト:河添房江氏(東京学芸大学名誉教授)
主催 東京大学大学院人文社会系研究科次世代人文学開発センター
共催 東京大学大学院新領域創成科学研究科人間環境学専攻知的システムデザイン分野
協賛 株式会社集英社
詳細:https://www.l.u-tokyo.ac.jp/event/2024/page_00050.html
本研究室が共催している高度教養次世代セミナー(第5回)「美術史を「顔」の巨大データから読み解く」 が開かれます。
開催日時:2024年9月28日(土)14:00~16:00
開催場所:東京大学柏の葉キャンパス駅前サテライト 1F多目的ホール
定員:80名
申込方法:参加費無料(事前申込 以下のURLより手続きください。)
https://forms.gle/2oj8VQ3YZPX1ri3S7
講演者:鈴木 親彦 群馬女子大学文学部准教授
髙岸 輝 東京大学大学院人文社会系研究科教授
司会: 小佐野 重利 東京大学名誉教授
同大学院新領域創成科学研究科特任研究員
主催 東京大学大学院人文社会系研究科次世代人文学開発センター
共催 東京大学大学院新領域創成科学研究科人間環境学専攻知的システムデザイン分野
協賛 株式会社集英社
詳細:https://www.l.u-tokyo.ac.jp/event/2024/jisedai-seminar20240928.html
本研究室が共催している高度教養次世代セミナー(第4回)「『列女伝』にみる理想の女性像」 が開かれます。
高度教養次世代セミナーのなかでシリーズ「儒教と女性」講演の2回目となります。中国文学研究者の牧角悦子教授を招聘し、儒教倫理に即して漢代に編纂された『列女伝』から孟子の母の話柄を中心に取り上げ、理想とされた女性像について紹介していただきます。
開催日時:2024年6月17日(月)14:00~16:00
開催場所:東京大学柏の葉キャンパス駅前サテライト
講演者: 牧角悦子(二松学舎大学教授)
主催 東京大学大学院人文社会系研究科次世代人文学開発センター
共催 同 大学院新領域創成科学研究科人間環境学専攻知的システムデザイン分野
協賛 株式会社集英社
詳細:https://www.u-tokyo.ac.jp/focus/ja/events/z0105_00043.html
参加申し込み:https://forms.gle/73rsVnrSL4dJryhG8
※会場定員80名【オンライン(zoom)での参加も可能です。】
本研究室が共催している高度教養次世代セミナー(第3回)「今の小学生の読書と理解力はどうなんだろうか?——アイトラッカーを使う眼球運動計測実験のデータから考える——」が開かれます。
内容:文部科学省は、2024年度から学校教育(特に小学校)への学習用デジタル教科書の本格的な導入を決定しました。しばらく前から諸外国でも、また日本の新聞やメディアでもデジタル教科書導入の功罪について議論となり、とくに児童の発達への弊害が発達心理学や脳神経科学の研究者や小児科医から問題にされています。ちょうどデジタル教科書と紙媒体教科書の併用が行われる時期と成長期が重なる小学生を対象に、メガネ型アイトラッカー(視線追跡計測器)を使って、柏市の学童保育の現場で、児童にアイトラッカーをかけて絵本や学習マンガ本などを読んでもらい、その際の眼球運動と視線移動の計測データから、児童の読書の関心傾向や内容理解度を科学的に探ることをやっています。この3年間の計測データの解析は、デジタルと紙媒体による読書の併用が学習に及ぼす影響を予想・検証するのに役立つと期待しています。
開催日時:2024年3月16日(土)14:00~15:15(入場開始13:30)
開催場所:東京大学柏の葉キャンパス駅前サテライト
講師:小佐野重利(東京大学名誉教授 同大学院新領域創成科学研究科人間環境学専攻特任研究員)
主催 東京大学大学院人文社会系研究科次世代人文学開発センター
共催 同 大学院新領域創成科学研究科人間環境学専攻知的システムデザイン分野
協賛 株式会社集英社
詳細:https://www.l.u-tokyo.ac.jp/event/2023/jisedai-seminar20240316.html
本研究室が共催している高度教養次世代セミナー(第2回)「生きるためのアートの力 — イメージや身体表現がこころに語りかけるもの」が2023年12月23日(土曜日)13時30分~15時30分 に開かれます。
内容:
ヒトの認知活動はおもに眼と言葉によるが、認知に占める両者の度合いに個人差が大きい。今回の登壇者たちは、東京大学相談支援研究開発センターの教員たちである。大学構成員を対象にした日常的な相談支援のなかで心理面接や精神科医療の仕事をしている。その中で相談者や患者が不安な、悩みある心の内面を言葉で言い表せないでいるのに直面する。
大学の相談支援の現場では、芸術療法の有効性についてはまだ十分に認められていない。登壇者たちは、新しい支援方法の開発もセンターのミッションととらえ、各自各様の方法で、大学という枠を超えて、ヒトが生きるためにアートがいかに役立つかを実践的に研究してきた。その成果が、この10月に東大アートと精神療法研究会編『描く、観る、演じる アートの力』(三元社)として刊行された。
今回は、その刊行を記念したシンポジウムである。芸術療法をとおして、現在社会におけるメンタルヘルスの重要性を心に不安をかかえた当事者やその相談支援者だけでなく、一般市民にも共有していただきたいと願っている。
開催日時:2023年12月23日(土) 13:30~15:30
開催場所:東京大学柏の葉キャンパス駅前サテライト
登壇者:
渡邉慶一郎(東京大学相談支援研究開発センター教授)
大塚尚(同センター助教)
鬼塚淳子(同センター特任助教)
澤田欣吾(同センター助教)
小佐野重利(同センター元特任教授、東大名誉教授)
主催:東京大学大学院人文社会系研究科次世代人文学開発センター
共催:東京大学大学院新領域創成科学研究科人間環境学専攻知的システムデザイン分野
共催:東大アートと精神療法研究会
協賛: 株式会社集英社
詳細:https://www.l.u-tokyo.ac.jp/event/2023/jisedai-seminar20231223.html
本研究室が共催している高度教養次世代セミナー「儒教の女性観」が2023年10月30日(月曜日)13時~15時 に開かれます。
内容:儒教は男女差別の思想と言われますし、たしかにそうした面を持っています。その象徴的な例が『論語』の「ただ女子と小人をのみ養いがたしとなす」です。しかし孔子のこの発言については、その真意をめぐってさまざまな解釈が歴代の儒者たちによってなされてきました。それらの解釈内容を紹介し、あわせて儒教の書物で女性に言及している他の諸事例も扱って、儒教の女性観を概観してみます。
講師:小島毅 (東京大学大学院人文社会系研究科・教授)
主催: 東京大学大学院人文社会系研究科次世代人文学開発センター
共催: 東京大学大学院新領域創成科学研究科人間環境学専攻知的システムデザイン分野
協賛: 株式会社集英社
詳細:https://www.u-tokyo.ac.jp/focus/ja/events/z0105_00036.html